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Update on :2022.04.04

仲間とともに大きな課題にチャレンジすることにやりがいを感じる

吉野潤さん
西日本電信電話株式会社
総務人事部 ESG推進室 ダイバーシティ推進担当

「『ちがい』を価値として、一人ひとりが『自分らしく』チャレンジする会社づくり」を基本方針として、ダイバーシティ推進の取り組みを進めているNTT西日本。今回は、2021年7月からNTT西日本グループのD&I推進に従事することになった吉野さんに、入社時に感じた魅力や、今後取り組んでいきたいことをおうかがいしました。
 

吉野潤 さん
西日本電信電話株式会社 総務人事部 ESG推進室 ダイバーシティ推進担当


2016年 NTT西日本入社。
同年にNTT西日本 東海事業本部 アライアンス営業部にて、コラボ事業者様の開拓、電力会社等のとのアライアンス推進に従事。
2018年にNTT西日本 関西事業本部 アライアンス営業部に着任。光の販売最大化に向けたコラボ事業者様に対するコンサルティング営業に加え、関西における営業方針立案・戦略策定・活動指標策定等に従事。
2021年7月に現職。NTT西日本グループにおけるD&I推進に従事。
 

同じ目標を持つ仲間と大きく難しい課題にチャレンジしたい

 
高校までは野球、大学ではラクロスと、学生時代はとにかく部活に打ち込んでいたという吉野さん。仲間と同じ目標に向かって努力することにやりがいを感じ、社会人でも同じように人生が豊かになるような経験をしたい、と考えて選んだのがNTT西日本だった。

「就活でいろいろな人と会って話す中で、聡明で思いやりのある人ばかりだなと感じました。学生で社会のことがわかっていない中、分かりやすく会社のことを説明してもらったり弱みも話してくれたり、一緒に悩んでくれたりして、そういう方々と一緒に働いていけたらやりがいを持って働けると思いました」

また、会社の風土だけでなく、ソーシャルICTのパイオニアとして、より良い社会の実現を目指す事業内容にも魅力を感じた。

「通信は生活の根幹であり、無限の可能性を秘めています。ICTの力で地域の課題を解決するという、大きくて難しい課題に取り組むことに魅かれました」

吉野さんがコーポレート系の業務であるD&I推進担当に異動してきたのは2021年7月で、それまでは営業や企画など、お客様と対峙する部署に所属していた。

「異動が決まった時、すごく大きなテーマで難しいなと感じました。答えのない中、自分の色を出していければおもしろいのではと思っています。誰もが自分らしく生き生きと働ける会社にしたいですね」

多様な人材の活躍や組織風土の醸成のため、障がい者雇用、LGBTQへの理解醸成や制度整備などに取り組んでいる。テーマが大きいため、細かく分類して目標を決め、ひとつずつ進めていきたいという。

 

D&I推進において重要な「自由に発言できる環境」が醸成されている

 
だれでも自由に発言できるフラットな環境であるというのは、入社前から感じていた。

「だれもが意見できる環境・風土はD&I推進では重要だと思っています。マイノリティの方や少数派の意見が表に出てこなければD&Iの推進は難しくなってしまいます」

吉野さん自身も上司や先輩から何かを理不尽に押し付けられるような経験はなく、筋や論理が通っていないことで指摘を受けることはあるが、委縮して発言できなくなるような空気はないそうだ。

「会議や発表の場でも多くを任せていただき、意見させてもらえるのもありがたいですね。指摘を受けるときも、人がたくさんいる場ではなく、面談の場でアドバイスしてもらえる点など、配慮がある環境だなと感じます」

部署や職種にもよるが、コロナ禍の今、基本的には在宅勤務が推奨されている。もともと在宅勤務は制度化されており、コロナ禍でのリモートワークもスムーズに進んだ。

「以前の部署では、もともと対面で仕事をしていた人とのオンラインコミュニケーションでしたが、異動先の新しい上司、同僚とは数回会った程度だったため、リモートでの業務に多少難しさを感じるところもありました。ただし、毎朝オンライン会議でその日の業務を相談したり、上司と1on1で話したり、少しでも困ったことがあったら社内のチャットや電話で連絡できる体制になっていたり…こんなに質問していいのかなと思ったりもしますが、うまくコミュニケーションが取れていると思います」

また、一番有効に活用できている制度としては、2016年4月から導入されたフレックスタイム制度がある。
「特に子どもやパートナーが病気になったときは、フレックスタイムが利用できて便利です。勤務開始時間を早くしたり遅くしたり、分割したりもできるので、一度自宅に戻ってから朝早く仕事したり、夜に対応したりできます」

組織としても、フレックスタイムを活用した柔軟な働き方によって、プライベートとの両立を図ることがあたりまえになってきているので、安心して働くことができます。
 

環境は大切だが自分でつくっていくこともできる

 
D&I推進の担当になってから経営幹部との打ち合わせも増えてきたが、ひとつひとつの発言からもD&I推進は経営戦略であり、全社で取り組んでいこうという本気度が感じられるという。ちがいを価値として自分らしくチャレンジしよう、一歩一歩変えていこうという姿勢がある。

「社内ダブルワーク(現業をしながら他の業務に携わることができる制度)」を活用した取り組みとして、ダイバーシティ推進ワーキングが発足しています。エリア、役職、年齢関係なく、30名以上が参画していますが、全社横断でD&I推進に取り組んでいます。そのような仕組みがあること、また課題意識を持った人がこれだけ集まることはとても良いと思います」

最後に、吉野さんに「こう生きたい」を軸に仕事を選びたい18歳〜25歳へのメッセージをいただいた。

「仕事選びをする際、”こう生きたい”と考え、それが実現できるかを踏まえて仕事を選ぶのは重要だと思います。一方で、時代によって働き方、価値観も変わっていくので、自らがよりよい社会や会社を作っていくんだという気持ちで仕事ができると、結果として自身のこう生きたいが叶えられるのではないかと思います。一緒に働ける機会があればぜひ共に取り組みましょう」