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Update on :2020.10.16

2人の子どもの母として、 チームワークを生かし、開発リーダーとして活躍!

朝比奈亜貴代さん
ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社

世界的なブランドとして知られているソニー。同社は、多様性を尊重した組織・風土づくりを進めることで、お客様への価値創造に貢献することを目指し、ダイバーシティ&インクルージョン(以下D&I)を推進しています。2人の子どもの母であり、デジタルカメラの開発チームでリーダーを務める朝比奈亜貴代さんは、同社のD&I活動をどう思っているのでしょうか。同社で働く魅力を含めておうかがいしました。

朝比奈亜貴代さん
ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社


2009年にソニー株式会社に新卒入社。今まで約40台のデジタルカメラ開発に従事し、直近ではα7sⅢのデバイス制御や新機能開発のリーダーを担当。育休制度や時短勤務制度などを活用し、現在はフルタイムで働きながら、子育てと仕事に日々奮闘中。

『人をワクワクさせたい』というソニーの想いに魅かれて


理学部物理学科卒の朝比奈さん。大学院では論理生命科学を専攻し、人の意思決定のメカニズムの研究をしていたそうです。流行りの言葉でいうと『リケジョ(理系女子)』です。そんな朝比奈さんが、就活のとき重視したのは「人の役に立つ仕事」と「学生時代に学んだ知識と技術が活かせる仕事」という2点。
「会社説明会や会社訪問をした中で、興味を持ったのが弊社でした。会社の知名度もさることながら、面接などでお会いした人たちから『人をワクワクさせたい』というソニーの想いが伝わり、それに共感を覚えたのが入社のきっかけでした」

朝比奈さんは入社2年目に、デジタルカメラの開発部門に異動し、ソフトウェア開発を担当し、現在まで延べ40台のデジタルカメラの開発に携わっています。しかし、研究畑出身でひとりで黙々と研究していた自分がモノづくりに携わることになるとは思っていなかったそうです。
「チームで何かひとつの物を作り上げることが、とても魅力的でした。多くの人の発想力、技術力、知識を集めて、ゼロから開発していく過程がすごく新鮮で刺激的でした」
チームでのモノづくりは、多様性を認め合いながら、一人ひとりの能力が最大限に発揮するという、D&Iに通じるものがあるのかもしれません。

開発リーダーとして上司からも部下からも信頼されている朝比奈さん


困っている人に手を差し伸べる社風


朝比奈さんは、2011年と2016年の2回、産休・育休を取得し、復職しています。
「技術系は男性が多い職場ですが、躊躇することなく産休・育休が取れました。2回目の時は男性も育休をとる雰囲気があり、たった5年間で理解度が深くなったと感じました」
とは言え、小学生と保育園の男の子と女の子を抱え、フルタイムで仕事を続けるのは、苦労がなかったわけではありません。
「夫婦でフルタイムで働いているので、子どもの送迎や家事などは分担していましたが、全てが上手くいくわけはなく、どうしても仕事を早めに切り上げなければならないことも多々ありました。そんなときも周囲から『お疲れさま』と自然と声を掛けてもらえるのが、ありがたかったです」
朝比奈さん自身も、そうした環境に甘えることなく、仕事に対しての集中力を高めるために、日時を定めて仕事と家事・子育てのメリハリをつけるようにしたそうです。

そんな努力のかいもあり、2度目の復職後に朝比奈さんは開発リーダーに就任。
「今まではソフトウェア部門が担当だったので、ハードウェアの領域も担当するようになり、最初は戸惑いもありましたが、ソフトとハードの両面から課題にアプローチしていけるのでやりがいは大きかったですし、たくさんのスペシャリストの意見をまとめ、ひとつの仕事をコントロールするというのは、ソフトウェア部門だけを担当していたころとは別次元の面白さとやりがいを感じています。先日、商品がリリースされたのですが、そのときの達成感は格別でした」
とはいえ、リーダー就任後、予定されていた海外出張を家庭の事情で断念するということもあったそうです。
「そのときも、『今回は家庭の事情だから仕方がないし、それであなたの評価が変わることがないよ。次の機会に頑張ってほしい』と上司から声を掛けられました。日常的に大変なときはミーティングの時間を調整してもらったり、周囲の人が業務を手伝ってくれます。誰かが困っていると、当たり前のように手を差し伸べる社風が、ソニーには根付いていることを日々感じています」

テレワークにいち早く対応していたこともあり、コロナ禍でも滞ることなく仕事ができました


一人ひとりが最大限の力を発揮できる環境づくり


ソニーは、1973年に女性管理職が誕生し、1978年には、障がい者の社会参加を支援するソニー・太陽の前身であるサンインダストリーを設立。”女性活躍推進”という言葉や”特例子会社制度”という法律が制定されるずいぶん前から取り組み、2001年にはグローバル採用を本格的にスタートさせるなど、D&Iにいち早く取り組んでいることでも有名です。しかし、朝比奈さんはD&Iについて、さほど意識することはなかったそうです。
「一人ひとりが働く場所で最大限の力を発揮できるように環境を整えるようにすればいいと思います。ソニーでは、育児が大変なときは『じゃあ、休んで』みたいな感じではなく、『どうしたらいいんだろう?』とみんなで一緒に考えてくれます。育児のためにまずは仕事を減らすという選択肢ではなく、働きたい人にはしっかり仕事ができる環境が整っていて、家庭と仕事のバランスをとりながら、本当の意味での両立ができる選択肢を与えてくれる会社です。そういった意識がD&Iにつながっているのではないかと思います」
ひとり一人の多様性を受け入れ、それぞれが十分能力を発揮できるようにするのがD&Iの本質ならば、雰囲気づくりや環境づくりがポイントになるのかもしれません。
「例えば、仕事と育児の両立を考えるなら、育児ができるように調整できるのはもちろんですが、仕事にもしっかり取り組めるように、バランスがとれる環境づくりが必要です。ソニーにはそういう環境づくりに向けて取り組むという土壌が熟成していると思います」

平均的な優等生よりも「出る杭」が時代を創る


「出る杭は打たれる」という言葉がありますが、ソニーは強い意志と自主性・成長意欲を持った個性あふれる社員一人ひとりに寄り添うことで、社員の持つ力が最大限に発揮されると考えています。朝比奈さんはそうした風土こそが、ソニーの成長の原動力にもなっていると言います。

「ソニーは、多様なことに価値があると考えている会社です。職場でも違う意見があってこそ議論が生まれて、そこから新しいものが生まれると考えています。全員が賛成するようなものには、時代を動かすようなものにならないということを経験則として認識しているのだと思います」
ポータブルオーディオプレイヤーの「ウォークマン®」や自律型エンタテインメントロボットの「AIBO」など、ソニーは時代を突き抜きぬけるような商品を世に送り出してきました。

「入社後も年下だから言えないとか、新入社員が言っても相手にされないという雰囲気は感じたことはありません。むしろ自分から意見を言うタイプが喜ばれます。新入社員の意見やアイディアですから、当然アラがありますが、実現に向けて助言してくれたりするのがソニーの良いところです。新入社員に負けないように自分たちも頑張る、それがソニーという会社の成長を促しているのだと思います。デジタルカメラの技術もこれからどんどん進化していくでしょう。リーダーとしてはチームメンバーの力を引き出し、多くの方をワクワクさせられるような製品を世に送り出したいです」

最後に朝比奈さんからのメッセージをお届けします。
「就活は大変なことが多いと思います。自分の個性を大切にし、変に背伸びをしないでも受け入れてくれる会社は絶対あります。就活は人が企業を選ぶ場でもあります。自分が何をやりたいのかをしっかり見極め、自分の力を発揮できる場所を探してください」
 

企業情報:ソニー株式会社